みゆきクリニックの治療方針
みゆきクリニックのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当院は地域に根差したアットホームなクリニックを目指し、西洋医学だけでなく予防医療や代替医療などを積極的に取り入れています。診察にあたってはインフォームドコンセント(説明と同意)の充実に努め、患者さんの不安や悩みに熱心に耳を傾ける一方、説明用のさまざまな資料を用意して、分かりやすく、納得のゆく治療を進めています。
投薬を必要最小限に抑えているのも開院以来貫いている姿勢です。人の体にもともと備わっている自然治癒力を最大限に生かしたいからです。当院では病気にならないためにはどうすればよいかを親身になって伝えることを生涯の仕事と考え、日々実践しています。
成人の方の治療と予防
当院の目指す医療はガン患者を増やさないことです。がんにならなければつらい治療も必要ありません。そのためには免疫力を高めてがんに蝕(むしば)まれない体を作ることが大切です。こうした考えに基づいて、予防医療や代替医療に力を入れています。その第一歩は生活習慣を改善することです。
と言っても難しいことではありません。良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけ、ストレスのない毎日を続ければよいのです。これは、私自身が実践し、身をもって効果を確かめていることです。診察では免疫力を高めるための各種データ・資料を使って理解を深められるようにしています。
当院では一般外来ばかりでなく、禁煙や肥満、AGA(男性型脱毛症)などの専門外来や減感作療法、免疫療法などの特殊外来にも豊富な実績がありますので、安心してご相談ください。CTスキャンをはじめとする診断精度の高いさまざまな検査設備を揃えているのも患者さん本位の取り組みの一つです。
高齢者の方に
高齢者に対する予防医療で大切なことは、寝たきりにさせないことや認知症にさせないことに重点を置いたケアを進めることです。そのための具体的な活動として10年以上前から続けているのが「ワッハッハ塾」です。近隣の高齢者を対象に、文字通り「ワッハッハ」と笑いながら、おしゃべりや遊びを楽しむ集いです。笑うことは気分転換やストレスを解消するうえでも非常に効果があります。
開催は月3回で1回あたり2時間のプログラムを組んでいます。前半は当クリニックで漢字の読み書き・計算・脳トレで頭の体操を行います。その後、ティータイムでおしゃべりをして、後半はダンスやボール遊び、ゲームなどで体を動かします。近くの公園に散歩に出かけることもあります。
現在の塾生は12人ほどで、元気な高齢者がボランティアとしてサポートしてくださいます。この方たちが塾生となれば、新しいボランティアの力を借ります。この塾はこうした循環で支えられているといえるでしょう。
投薬について
病気を治すには自然治癒力に働きかけ薬を使わずに治すのが理想的な姿です。しかし、薬の力がなければ命を救えない場合があるのも事実です。一般に薬というと化学合成した西洋薬を指しますが、その効き目とは裏腹にほぼすべての薬(ビタミン剤は除きます)で副作用が起こる可能性があることを心に留めておいてください。
西洋薬は1つの治癒効果をもたらすためにその作用を持つ物質を自然界にない状態から合成して作ります。同じ薬が命を救う場合もあれば、命をなくす場合もあり得るということです。つまり、よく効く薬は効果が良い代わりに副作用も起こりやすいのです。人には個人差がありますから、その薬が合うかどうかを前もって知ることはできません。ですから、合わなかった場合にはただちに中止してできるだけ早くご相談ください。
当院では、薬剤蓄積の害が出やすい病気や、自然治癒力に働きかける安静や食事指導で済む病気など薬がなくても治せる場合には、極力不要な薬剤は使わない方針ですので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。